日本経団連という無能、日本経済における癌

また頭にくる新聞記事が出てきたので鬱憤をシェアすることにする。

経団連と大学は新卒の学生の通年採用を広げる方針を決めた。3月に説明会が始まり、6月に面接が解禁される今の「就活ルール」が形骸化する中、就活は一段と前倒しになる可能性がある。両者にはもう一つ、学業について合意するポイントがある。「卒業要件の厳格化」だ。学業で成果を残す学生が評価されるようにする狙いが込められている。

まったくもってナンセンス。大学の卒業要件についてなぜ経団連が口出しするのか。経団連は、倫理憲章という糞を何十年も押し付けて、シューカツ(笑)とかいう虚構のお膳立てをしてきた自覚があるのか。そもそも経団連ごときに学業を語る資格があるのか。経団連というのは無能の互助会みたいなもので、時代遅れのポンコツ企業が相互監視に作ったようなカルテル組織でしょう。経団連ごときが大きな顔をしてのさばるから、GDPが中国にトリプルスコアで負けるんです。現代日本に脈々と流れる無能文化の一助となった経団連は、まず反省をしてほしいし、今後は大学教育に余計な口出しをするべきではないと切に思います。

3年生までの成績で学生を評価する今の就活では、学生時代に身につける能力について中途半端な評価しかできない。経団連の中西宏明会長はこれまで「きちんと勉強した学生を企業が採用するのがゴールだ」と訴えてきた。報告書でも「高い専門性を求めるなら、卒業論文や研究の成果も重視すべきだ」とする。

「高い専門性を求めるなら、卒業論文や研究の成果も重視すべきだ」・・・そうだね。で、卒論の中身を評価できる採用担当者がどれくらいいるんですか?専門性の高い論文というのは、一言では説明できないものなのですよ。せっかく説明してあげても、理屈っぽいとかいうくだらない理由でバツをつける、そんなアホ人事を増やしたのがまさしく経団連とその加盟企業なのです!

経団連は18年12月に公表した大学の教育改革についての提言で、文系と理系の境目は時代遅れだとした。すべての学生が数学を学び、理系の学生も文化や歴史などの教養を深めるべきだとしている。人工知能(AI)やビッグデータを使う新しいビジネスモデルに必要な人材を、大学で育ててほしいとの思いは強い。

考えているようで何も考えていない発言!さっき言ったことと矛盾してませんか。経団連の頭の中には糞かウジ虫でも詰まっているのかな。何を学んだかよく分からない学生が欲しいなら、早稲田の国際教養からでも採用すればいい。中西さんの仰っていることは、アインシュタインに文化・歴史を教えましょうみたいな話で、減点主義の延長線上でしかなく、結局専門性など何も求めていないというのがよく分かる。日本文学専攻の学生にAIを教えて何になるんですか?大学が経団連の妄言を真に受けて、カリキュラムを変えたりすれば、大学教育の質はさらに迷走するだろうし、4年間で何を学んだのかよく分からない学生が大量に生産される。経団連はその責任を取ってはくれません。文系と理系の境目が時代遅れなのではなく、経団連の頭の中身が知恵遅れなのです。

「自ら問題を見つけ、解決する力を伸ばす体系に教育を改める」。中西氏は3月のインタビューでこう語った。横並びの一括採用が時代遅れになった今、大学も従来型の人材育成ではおかしい。経団連と大学が合意した通年採用の拡大は、大学に教育改革を求めることになる。

自ら問題を見つけ解決・・みたいなのはもう何十年も唱えられている陳腐すぎる文句。大学教育は十分にその責を果たしてきたし、そうでなければ研究なんてできません。じゃあなんで実業界にそういう人材がいないんでしょうね?それは経団連をはじめ日本の糞企業が才能を食いつぶしているからですよ。課題発見と解決ができる優秀人材も、3年は雑巾がけさせるパワハラ体育会系の環境に放り込まれれば、すぐ無能になりますって。自分とこの加盟企業の企業風土を省みずに、大学教育に余計な圧力をかけるなど、まったくもって経団連ポンコツです。

www.nikkei.com

(ご利用条件)当ブログは筆者の個人的見解を述べたものであり、筆者の所属する団体またはその公式見解とは一切関係がありません。当ブログは特定の金融商品の売買を推奨または勧誘またはあっせんするものではありません。当ブログにおいて情報提供の対価として閲覧者から金銭を徴収することはありません。当ブログの内容の正確性に関しては万全を期していますが、筆者は何らその保証を行うものではありません。投資は自己責任です。当ブログの内容をもとにして生じた損害について、筆者は一切の責任を負いません。